真桜「な、なななな、なんじゃこりゃあぁぁぁぁっ! どうして体操服が捲れてるんですか!? ブラジャーが丸見えなのですよ!?」

真桜「んぐぐぐぐっ、ふぁっ、起き上がれないから直せないのですっ……! な、なんという辱めマシーンなのですか……!」

「その……普通に手で直せば良いのでは?」

真桜「ダメなのですっ、この手を動かしたらきっとバランスが崩れてぐちゃってなるですよ、ぐちゃって! 要ちゃんはザクロなわたしをご所望なのですか!?」

「多少落ちるくらいなら大丈夫じゃ……」

真桜「要ちゃんはわたしの貧弱さを舐めすぎなのですっ、スペニャンカー並なのですよ!? って、ま、まさか要ちゃん……」

真桜「わたしのブラジャーを見て照れるから、さっきからそっぽを向いてるんですか?」

「いや、まぁ、それは……」

何とも返答しづらいことを聞かれてしまった。
確かにそのとおりではあるんだけど……。

真桜「かわいいー要ちゃんが照れてるのです♪ ほっぺたが真っ赤っかですよ? あははー」

真桜「もうっ、照れなくてももっと見ても良いのに。要ちゃんはわたしの恋人なんですからー」

「いやいやいや、そう言われてもですね……!」

真桜「何だったら触ってみても良いのですよ? お姉さんが色々教えて──……う゛」

真桜「…………」

「……先輩? どうしました? その、顔が……青くなって来てますけど……」

真桜「あ、頭に……血が大集合なのです……。目の前がくらくらしてつらいのです……」

「ちょっ、大丈夫ですか? それ、頭に血が上ってるんじゃ!?」

真桜「うぅ……息も苦しくなって……はぁ、はぁ……意識も、がんがん遠くなって、来たのです……」

真桜「わたしは脂肪を落とせず、このまま死ぬのですね……! 要ちゃん、ごめんね……先立つ不幸をお許しくださいなのです……!」

真桜「三途の川で積石を崩す鬼と戦ってくるのですよ……わたしは、わたしは決して負けないのです……!」

※このテキストはギャラリー用に編集をしてあります